卵醒
■ 卵醒(RANSEI)とは
卵醒は、マットに混ぜるタイプの産卵環境調整用添加剤です。
「強く効かせる促進剤」ではありません。
糖類を大量に入れて無理に発酵を起こすものでもありません。
目的はひとつ。
メスが安心して産卵できる環境を整えること。
■ なぜ産卵しないのか?
産まない原因の多くは、メスそのものではなく
マット内部のわずかなストレスにあると考えています。
- 通気不足(締まりすぎ)
- アンモニアや発酵ガスの偏り
- 水分ムラ
- 微生物の暴れ
- 軽い嫌気状態(酸素不足)
人間には分からないレベルでも、
メスは非常に敏感に感知します。
「違和感がある」と判断した瞬間、産卵行動は止まります。
■ 卵醒がしていること
卵醒は刺激で産ませるのではなく、
環境を安定側へ寄せる設計です。
① 通気補助
マット内部の締まりを緩和し、
酸素が届きやすい状態を作ります。
嫌気層の発生を抑えることで、
メスの警戒を減らします。
② ガス吸着
アンモニアや発酵ガスは、
微量でもメスにとって強いストレスになります。
卵醒はそれらを穏やかに吸着・分散させ、
刺激を弱めます。
③ 微生物バランスの安定
急激な発酵は温度上昇や酸欠を招きます。
卵醒は暴れさせる方向ではなく、
落ち着かせる方向へ働きます。
■ なぜそれで産むのか?
メスは本能的に
「ここで幼虫が生きられるか?」を判断しています。
環境が安定していると判断したときだけ、
産卵行動に入ります。
卵醒は、産まない理由を減らしているのです。
無理に産ませるのではなく、
産める状態に戻す。
■ 使用方法
基本使用量
- マット10Lに対して 5〜10g
- 初回は5gから
使い方
- 必要量を量る
- マット全体にムラなく混ぜる
- 軽く落ち着かせてからセット
※入れすぎは逆効果になる場合があります。
■ まとめ
卵醒は、
「強くする粉」ではありません。
静かに整える粉です。
刺激ではなく安定。
派手さではなく再現性。
それが卵醒の設計思想です。


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